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まるこめ

まるこめ

1990年生まれの天秤座O型。京都出身で現在は訳あって岐阜在住。Nikon D80が相棒。
勉強より、ボランティアの仲間たちとプロ野球をこよなく愛するCamerie最年少スタッフ。
大学入試を小論文で受けるぐらい文章を書くのが割と好きなので、しょっちゅう長い記事を書く傾向があります。
どうかお許しください。

伊勢志摩で、修学旅行と祖父を思い出す。


みなさんは、小学校の修学旅行でどこへ行ったか覚えていますか?

僕の出身地である京都は、広島方面へ行く学校と伊勢志摩方面へ行く学校に大別されます。

で、僕はといえば、後者に分類されるタイプです。
鳥羽水族館・夫婦岩・スペイン村というコースを1泊2日で巡りました。
実はこれに地引網体験って言うプログラムもあったのですが、まあ見事な大雨で結局出来なかった思い出があります。

あれからちょうど7年。いつの間にか僕も大学生になり、拠点は京都から岐阜に移っていました。
そしてGWが明けたある日曜日、大学の友人と遊ぼうかと思ったらみんな忙しそうで断念することに。
それならいっそ旅に出ようかと、そういえば海を最近見ていないなと僕はJRの乗り放題切符を携えて、あの時以来7年ぶりに鳥羽へ向かったのです。

さて当日、岐阜駅を朝7時15分に出発。切符買ってホームに上がると、既に乗る予定だった電車がドアを開けて待っているところだったので、危うく乗り遅れるところでした。







途中、名古屋駅でこの快速「みえ」号に乗り換えて約2時間、9時40分に鳥羽駅に到着。
早速改札を出て、目の前を走る国道42号線沿いに鳥羽市内を歩くことに。







鳥羽駅から歩いて10分。小学校以来の鳥羽水族館です。
GW最終日っていうこともあり、家族連れがとっても多かったです。料金高いしひとりなんで中には入っていませんが。







で、これ。ミキモト真珠島の横にある鳥羽湾巡りの船乗り場から出てる遊覧船なのですが、こりゃまた派手なものでして。
思いっきり「竜宮城」って書いてあるし、良く観ると竜宮姫までいます。
魚は飛び跳ねてるし、亀に乗った浦島太郎までいるし、めちゃくちゃ奇抜な船で思わず出航を見送ってしまいました。

海辺を40分ほど散歩して鳥羽駅に戻ったものの、ちょうど列車は行ったばかり。
フードコートで伊勢に来たからには食べておかないわけにはいかない伊勢うどんを食べて時間を潰し、再び移動します。







鳥羽駅から約10分、二見浦駅で下車。降りたのは僕ひとり。
ここは言わずと知れた「夫婦岩」の最寄り駅で、ここから歩いていくことも出来ます。







ちなみに駅舎もこの通り、これは恐らく夫婦岩をモチーフとしているんでしょう。

さて、二見浦駅から歩くこと約15分、海が見えてきました。
海沿いに立ち並ぶ土産物屋街を抜けたその先に、僕が目指す夫婦岩はあります。







ここも、修学旅行で来たときは大雨に降られまして、ずぶ濡れになりながら記念写真を撮った覚えがあります。
しかし今日はこの通りの素晴らしいお天気。いやぁ、いい風景だなぁ。

ちなみに、この夫婦岩まで歩いている最中、なんと修学旅行のときに宿泊した旅館を見つけてしまいました。
厳密に言えば、「次の交差点を左折」っていう看板を見つけただけなんですけどね。
でもせっかくなので駅まで戻る道すがらに目の前で写メを撮って来ました。今もうちの市の小学校の児童はここに泊まってるのかなぁ。







名古屋まで戻る列車はしばらくないので、夫婦岩近くの二見浦の風景を海岸に腰を下ろして眺めることに。
潮風に吹かれながら、iPodでキマグレンを聴きながらひたすら海を眺めていました。
何時間でもここにいたい、そんな気がしました。

そのあともキマグレンを聴きながら近くの海水浴場まで再び海辺の散歩。
心地よい潮風は、日々の疲れやストレスを全て吹き飛ばしてくれました。いわゆる命の洗濯、というやつでしょうか。

小学校のときは雨だったしそんなに気乗りしなかったこともあったので、そこまで良い土地に感じなかったここ、二見浦。
でも7年経って再び足を踏み入れたとき、その考えはガラリと変わりました。命の洗濯にはもってこいの場所だなぁ、と。
BGMに流れるキマグレンの奥から響くさざなみの音や潮風を吸い込むと、何事にもかえ難い癒しが得られたような気がします。







もうひとつここを訪れて思い出したのは、2年前に他界した祖父のこと。
修学旅行の夜のお楽しみと言えば、周辺に立ち並ぶ土産物屋で限られたお小遣いの中で家族へのお土産を買うことでした。
当時11歳の僕は、ここで家族4人分のお箸を購入。家族にはたいそう喜ばれました

それから5年後の夏、祖父は突然亡くなりました。
亡くなったその日の夜、家族の間で趣味らしい趣味を持っていなかった祖父の棺に何を入れるかと言う話が上がりました。
祖父の枕元に置いてあったしおりが挟まれた本や祖父愛用の帽子のほかに、誰が言い出したかは忘れましたが、祖父が亡くなる前日まで使っていたお箸も入れてあげたらどうだ、ということになりました。

このお箸こそが、実はあの時、この二見浦の土産物屋で買ってきたお箸だったのです。
そんな事実ころっと忘れていましたが、夫婦岩へ続く道に立ち並ぶ土産物屋が目に入ってきた瞬間、ハッと思い出しました。
それを引き金に、祖父の思い出がどんどん鮮明に思い出されていく・・・。

期せずして小学校の修学旅行の思い出から自分の家族のことまで思い出しながら、二見浦駅から再び快速「みえ」号に乗車。
色んな思いがこみ上げながらの約2時間、目の前に広がる風景は潮風香る伊勢湾からいつの間にか大都会・名古屋の高層ビル街に変わっていました。